拡張開発

NetWeaver ABAP Platformでは、ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑといったﾘﾎﾟｼﾞﾄﾘｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄを直接変更せずに、予め意図的に用意された間口にｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞしてｶｽﾀﾏ領域で新しいﾘﾎﾟｼﾞﾄﾘｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄを開発することにより、既存の機能を拡張する仕組みが用意されております。

このカテゴリでは、NetWeaver ABAPﾘﾘｰｽ7.0 (SAP NetWeaver 2004s)以降から導入された新しいﾃｸﾆｯｸの拡張ﾌﾚｰﾑﾜｰｸと従来の拡張ﾃｸﾆｯｸを取り上げてそれぞれ説明します。

拡張ﾌﾚｰﾑﾜｰｸ(Enhancement Framework)とは､、従来の拡張ﾃｸﾆｯｸ(ｶｽﾀﾏExitやｸﾗｼｯｸBAdiなど)をｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄ指向の手法で改良したﾌﾚｰﾑﾜｰｸです。 拡張ﾌﾚｰﾑﾜｰｸでｻﾎﾟｰﾄされる拡張仕組は、「BAdiによるｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄﾌﾟﾗｸﾞｲﾝ」と「Enhancement Optionによるｿｰｽｺｰﾄﾞﾌﾟﾗｸﾞｲﾝ」に大別します。 ここのBAdiは従来のｸﾗｼｯｸBAdiと区別して、新規BAdiと呼ばれます。ｸﾗｼｯｸBAdiから新規BAdiに自動的に変換することができます。

詳細はこちらをお読みください。

新しい拡張技術の拡張ﾌﾚｰﾑﾜｰｸができるまでには、以下の古い拡張が使われてきました。

• ｶｽﾀﾏExit
  • 汎用ﾓｼﾞｭｰﾙExit
  • ﾒﾆｭｰExit
  • Dynpro Exit
• ｸﾗｼｯｸBADI

ｸﾗｼｯｸBADIは汎用ﾓｼﾞｭｰﾙExit に取って代わったものとして、ﾘﾘｰｽ4.6d 以降導入された技術です。ﾘﾘｰｽ4.6までには、拡張技術としてｶｽﾀﾏExitしか使えない時代でした。

拡張ﾎﾟｲﾝﾄの調査や拡張開発を実施するには、標準で用意された以下の機能を利用することができます。